2017年8月9日
2017年 東北を巡る旅 ~平泉~

台風5号がのろのろ運転して、新潟周辺は長時間にわたって大変そう。

ですが、さほど報道はされていなかった様子。

思うに、「東京が関係なくなると、発信する側としては報道する必要性を感じなくなる」&「新潟が荒天なのは日常茶飯事なので、そもそも目新しいことなく『ニュース』にならない」。

台風が最接近しそうな時間帯に新潟の母にメールしてみたところ、「雨は時折ザアザア 風わりと静か」などと打電チックな返信が返って来て、現場が日本海だけに「天気晴朗ナレドモ波高シ」を連想。

1分後には「雨風の音して来た。」と追加メールが到着。

最初のメールを打っている間に天候が悪化したらしい・・・。

今回、「のろのろ運転の台風5号よりも、母のメール起案のほうが輪をかけて遅い」と実証されました。

さて、旅行記。

東北旅行するならば、平泉は外せない。

ツレ 「日本三大がっかりって聞いたことがあるよ。」

私 「それもいいじゃないか。そもそも、『夢のあと』感を味わう場所だろうし、行ってみようよ。」

ということで、目指すは中尊寺&毛越寺。

町営中尊寺第1駐車場に車を停めます、400円。

ここでポイント。

第一駐車場、第二駐車場とありますが、常時開設されているのは第一だけみたいです。

第二は繁忙期の臨時駐車場らしい。

そして、坂の上駐車場というのも存在します。

第一駐車場をスルーして上に上がっていくと、左手に中尊寺の職員駐車場があって、それをスルーしたさらに上に、坂の上駐車場はあります。

中尊寺の本堂の横あたりに位置していて、金色堂までも近いです。

足腰を痛めている方やシニアの方がお越しになる場合、第一駐車場に停めて歩いてあがっていくのはキツイかもしれません。

第一駐車場から金色堂まで、距離はさほどではないのですが、かなり厳しい坂が続きます。

途中、70代くらいの男性グループの方々も、「ふう、きついなあ・・・。」と呟きながら、ベンチに腰をかけていらっしゃいました。

「冥土の土産に金色堂を・・・」という方には坂の上駐車場をおすすめします。

さて、キツイ勾配を上っていく途中、お堂がたくさんあります。

どこまでお参りするかは、ご本人次第。

この日はユリが満開で、辺りには香りが漂っていました。

金色堂は拝観料がかかりますので800円。

金色堂、家屋のほかに、さらにガラスケースで覆われているのですね。

ちょうどお坊様が読経している最中だったのですが、ガラスケースの中で読経されていて、その様子を観光客が見守っている形になるので、黒白衣装も手伝って、「上野のパンダさん・・・」などと思ってしまいました・・・。

私、「三大がっかり」などとは思いませんでしたよ?

「当時、なにをやりたかったんだろう?」などと思いをはせて、実物に「ロマン」という名の付加価値をトッピングすれば、とても立派なものだと思いました。

妄想力の程度によって、受ける印象が変わるかもしれません。

ただし、ガラスケースは無粋だな・・・と思ったので、こちらの古い覆堂に収まっている姿を見たかったです。

御役御免になった空っぽの鞘ですが、とても雰囲気がありました。

旅の設定どおりに「夢のあと」感を味わいたいなら、キラキラした中身よりも、残された外観のほうが象徴的で刺さるかも・・・。

金色堂を出たところでベンチに座って休憩。

私 「ガラスケースのおかげで、お坊様がパンダさんみたいに見えちゃったよ・・・。」

ツレ 「おいでだよ。」

ということで、一仕事終えたご住職?が建物から出ていらっしゃいました。

私達は中尊寺の蓮を拝見したかったので、同時に席を立ちました。

偶然ですが、ご住職?と歩く方向が一緒です。

途中、ご住職のお体からLINEの着信音がしたような気がしてならないものの(笑)、それは置いておいて。

蓮に到着。

つぼみ→咲きかけ→満開→散り終りが同時に見られました。

金色堂に納められていた奥州藤原氏4代の首桶の中に蓮の種が納まっていたそうで、それを現代に復活させようとして育ててみたところ、花が咲くようになった・・・という話らしい。

無常は世の摂理だとしても、種は別枠なのか?と思ってみたり・・・。

蓮の種、誰がどんな思いで納めたのでしょうね。

その後、極楽浄土を再現したというお庭がある、毛越寺に移動します。

駐車場は別ですが、中尊寺で駐車した際に100円の割引券がもらえました。

毛越寺は拝観500円。

このお寺ほど、「無常」、「もののあわれ」、「盛者必衰」、「夢のあと」といったキーワードを連想させる場所はありませんでした。

ツレ 「ここのよさが分かるほど、まだ経験が足りないようだ・・・。」

池の周囲にお寺がたくさん並んでいたようなのです。

ですが、ほとんどが野火などで焼失しているため、お寺の名前が書いてあるプレートが立っているだけ・・・。

広いけど何にもない状態に近いです。

上の画像もやけに暗いですが(笑)、調整して暗くしたわけではなくて、キラキラと光を放つものが存在しないので、自然とこういう画像になったという・・・。

「当時の権力者が実現したかったこと」はなんとなく想像できるのですが、夢のあと感がハンパない。

なんだか寂しい・・・。

この奥のお寺で、お坊様達が読経していました。

草履の数から察するに約10名で、かなりの声量になります。

「ぎゃ~て~ぎゃ~て~は~ら~ぎゃ~て~・・・」と低く合唱していました。

「権力者はいずれ死ぬし、その建築物も焼失する。当時の理想も消え失せる。往時と変わらないのは読経の声だけなのかもしれない・・・。」などとしみじみ。

ツレは「良さが分からないから体力を温存する。」ということで、早々に駐車場に戻ってしまいました(*この日は新潟まで運転して帰る日でした)。

私だけお手洗いをお借りしつつ、お茶屋さんで延命饅頭というお饅頭をお土産購入。

味が濃くて、予想以上に美味しかったです。

小さめサイズの酒饅頭で、黒糖とよもぎの2種類が1パックに納まっていました。

賞味期限は5日ほどあった気がしますので、こちら、なかなかおすすめです。

ということで、平泉観光の話でした。

極めてしっぶいです。

ご自身の人生の中で「無常観」を実感し始めているような方でないと、なかなか趣が分かりづらい観光地、かもしれません。

沖縄観光した際も寂しくなったのですが、それに近い感覚を受けました。

源義経が自害した場所もここから近いようです。

このへんは、芭蕉が「夏草や 兵どもが 夢の跡」と歌った地です。

「これ以上、寂しくなってどうするんだ?」っていう感じになったので、義経自害の地には足を伸ばしませんでした。

岩手の方って、「夢のあと」といった情緒を深いところで理解されているのだろうな・・・などと勝手に想像しつつ平泉を後にしました。

次は福島です。

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