2017年10月10日
海なのか、山なのか

この風景、どんな風に見えますか。

山に見えますか?

海に見えますか?

人によって見え方が違うかもしれません。

私の場合、夕暮れどきに「日本海沿いの国道(8号とか)を走っているときに、振り返って見えた風景」のようでもあり、「瀬戸内海の島々を望む景色」のように見えたりもします。

正解は山の風景です。

黒い一層目は言わずとも知れたことで、住宅などの「地上の建築物」です。

二層目は北アルプスの一部ですので、「山」。

三層目の白い部分は雲か、光を反射した海のようにも見えますが、実際のところ、「雲のない晴れた空」です。

四層目の半島、もしくは、現実の北アルプルよりさらに高い山みたいに見える部分は「雲」です。

「嘘、山でしょ?山に白い雲が雲海みたくかかっているんでしょ?」と感じられた方もいらっしゃるかもしれませんが、日中に気温がぐんぐん上がった日は、このように「山の形に沿った、どう見ても山に見える雲」が発生することがあります。

元の山とそっくり同じ形状で雲が発達し、雲でかさ増しされた分、山が大きく見えることも時々あります。

北アルプスの山々は平均して3000mありますので、「3000mの後方にあって、しかも地上から人の目で望める」となれば、だいたい1万メートル級の山?ということになってしまい、「山に見えて、山じゃないんだな・・・。」とご理解いただけるかと。

この日は「人間が住む地上界」のほかに、「天上の別世界」が垣間見えたというか、万物が生まれる場所?を見てしまったような気がして、なかなかにレアな風景だなあ・・・と思い、夕食を作る手を休めて見入ってしまいました。

5~10分ほどの儚い景色でした。

山の風景って、海沿いの風景ほど分かりやすい変化には富んでいませんし、ドラマチックでもないのですが、稀に別世界の広がりを感じるような不思議な景色に出会うことがあります。

目にできるかどうかは、ひたすら運というか偶然。

「自分の目に映るものだけが世界のすべてではないし、正解でもない。」などと、ひどく当たり前のことが確認できました。

Posted in 旅行記, 長野県