2018年5月17日
2018年 春の東京旅行 ~ルドン展~

東京に行ってきました。

今年の春、美術館の展覧会といえば印象派ばっかりで、「見たい展覧会がない・・・」と思いつつ、チョイスしたのはルドンです。

丸ノ内にある三菱一号館美術館にて開催中。

観覧料、1700円です。

強気・・・。

メインとなるグランブーケは三菱一号館美術館の所蔵品なんですね。

あまりにも強気設定だと思いましたし、ルドンの「人の顔が宙に浮いている白黒画」を見るにつけ、「微妙かも・・・」と思いつつ、平日の11時ころに行ってきました。

結論から書きますが、1700円はやはりお高いものの(笑)、無駄出費ではないと思いました。

ルドンの白黒画、絵の前に立って実物を見てみれば愛嬌が感じられるのです。

ファンタジーと言うか。

もっとおどろおどろしいものや、狂気を想像していたのですが、そんな雰囲気はありませんでした。

日本で言えば、どこそこ鬼太郎チック。

自然を熱心に見つめ続けた結果、細部まで感じるものがあって、ここに至ったのだろう・・・と想像されました。

そしてメインのグランブーケについて。

とある男爵が食堂に飾る絵を全面的にルドンに発注し、そのうちの1枚がグランブーケです。

巨大な青い花瓶に花が生けられている絵。

発注主は「食堂には暖色系がいいと思う。青はちょっとそぐわないと思われる。」といった趣旨をルドンに伝えてあったそうなのですが、ルドンが納めたのは、食堂の一番目立つ部分にあえて大面積に青を配色した絵(グランブーケ)だったと言う・・・。

たしかにその他の絵は暖色系でボヤボヤしていて、囲まれるとのぼせそうなので、「あえての青」ってことでバランスがいいと思いますが、発注主に青NGと言われてもどでかい青で納めるあたりがルドンって・・・。

三菱一号館が、どうしてグランブーケをああいう展示方法にしたのか、その事情はわかりませんけど・・・。

絵のコンディション?

それともパステル画だからでしょうか?

ルドンはパステル画がいいなあ・・・と思いつつ、今回、私が気に入ったのは「神秘」です。

会期はそろそろ終了ですので、気になる方はお早めに(*20日まで)。

ランチは敷地内のパン屋さん(ロブション)にしました。

1個400円前後の高級パン屋さんですが、美味しかったです。

「パン屋」というよりも、「イタリアンのお食事をパンの形にしてみた」とか、「フレンチをパンの形で表現した」といった感じで、「パン1個」だと思うとお値段がお高いですが、「お食事1つをパンの形に成型したもの」と考えれば、納得のクオリティーだと思います。

ちゃんとお料理1品としての構想が練られている印象。

ただし、隣の席が近すぎるということと、斜め前に座ったフランス語を話す女性(観光客)が私の顔をずっ~と見つつ食事しているので、まったく落ち着かないランチになりました。

ときどき遭遇するのですが、一部の欧米の方って「食事中、ひたすら他のテーブルを観察し続けること」がありますよね?

まるでテレビを見るかのように。

ときには、よそのテーブルの様子を自分達が食事する際の話題にして盛り上がっていたり。

言葉が通じなくても、こういうのは分かるものです。

日本だと、一般的に「ひとさまをじっと見続けるのは失礼です、やめなさい。」と小さいころに親御さんからしつけをされると思いますが、国が変わればしつけやマナーも変わるものですね。

あえて目を合わせて、意図的に微笑んであげれば向こうが恥ずかしい思いをして止めるとは分かっていましたが、海を渡ってきた観光客に洗礼を浴びせるのも何だかなと思い、しませんでした(笑)。

いろいろな意味で、東京での食事はやっぱり微妙かも・・・。

次の旅行記はホテルの話にします。

Posted in 旅行記, 長野県