2019年2月8日
家の中をすっきりと ~タンスの思い出~

タンス、無事にお別れしました。

今日は処分したタンスの追悼話。

そもそも「どうしてタンスを所有していたか?」と言えば、古い社宅に暮らし続けていたから。

昭和の社宅って、初期のままの仕様であれば、基本的に「クローゼット」は存在しない。

収納したいのであれば、押入れを工夫して、そこに納めることになります。

ですが、古い社宅ですと、収納はカビていることが多い・・・。

1階は特にダメ。

社宅という性質上、家のメンテナンスをおろそかにする人がけっこう多いようで・・・。

カビている押入れに洋服を入れたくないですよね?

ということでタンスを購入して、押入れは季節の家電品だけを納めていました。

ここ数年、ツレが昭和の社宅巡りを止めようと言い出し、平成の賃貸に住むライフスタイルになりました。

「引越し難民問題」をさらに根深くしているのは、「いついつまでは、社宅が空かない」とか、「いついつまでに社宅を空けないといけない」といった「社宅前提の転勤」にも一因があるので、社宅離れは時代の流れに応じたものだとも思います。

平成の賃貸にはクローゼットがついていることが多いですし、収納庫も綺麗。

我が家は洋服の数が少ないので、クローゼットに納まります。

そんなわけで、タンスや衣装ケースは過去の遺物となり、処分を決めました。

年明け早々から今年は地震がやけに気になり、処分に焦ったのも理由の一つ。

このタンス、歴史を紐解きますと、実は購入当初から手放したかったのです。

傷物だったから。

購入したときは新品でしたが、購入直後、社宅のシャワーからお湯が出なくなり、電気屋さんやガス屋さんが工事に入りました。

長年に渡って発覚しなかった初期工事の不良?設計ミス?だったようです。

給湯器がタンスそばのベランダに設置されていました。

作業員さんはタンスの上に工具や道具を置いて作業したらしく、途中、工具を床に落下させたらしいのです。

工具が滑り落ちる際、タンス全面に深い走り傷をつけてくれましたが(*無傷だったのは5段中、1段だけ・・・)、その事実を申告せずに帰ってしまったので、工事終了後にこちらが気付いてびっくり。

工事の窓口会社にクレームを入れたところ、タンスは塗装修理してもらえました。

当時、単身赴任していたので、赴任先から往復4時間かけて電車で自宅に戻り、ガスの修理→タンスの修理と何回も立会いしてイライラはマックス(笑)。

おそらく人生で一番睡眠不足で、かつ、イライラしていた頃。

修理してもらったタンスは1年ほどで塗装が日やけで黄色く変色し、修理した跡がバレバレになりました。

そこから10年以上、我慢して使ってきました。

古びた道具は受け入れられますが、新品のタンス全面にキズをつけて黙って帰る根性が人として信じられなくて(笑)、「人の悪意」を乗せた道具が家の中にあるのがイヤだな~と、思い続けてきたわけです。

蛇足ですが、「傷に気付かずに帰りました。」とは言い訳できないくらいひどい傷で・・・。

業者さん2人が菓子折り持参で土下座してから話を始められたので、私よりも問題の深さを承知していたのでしょう。

この経験から、誰かが謝罪に来たいと言い出したときは和室に案内してあげるのが優しい対応なんだな・・・と気付きました(*このときは考えなしに和室にご案内した)。

今回、処分ができて本当にすっきり。

タンスも「微妙な視線」を私から向けられるよりも、新しいお宅で偏見なく使ってもらったほうが良いでしょう。

ぴかぴかに磨き、リサイクルショップに引き取ってもらいました。

過去を清算した気分。