2019年11月12日
介護日記 ④ ~実家の片付け 第2弾~

早朝、我が家の寝室横を駆け抜ける足音で目が覚めました。

30秒ほどすると、また駆け足が・・・。

新種の妖怪か?

布団の中の私 「なにしているんだろう?」

布団の中のツレ 「新聞屋さんじゃない?」

私 「おかしいよ。こんなに同じ場所を何往復もして。動きからして新聞じゃないよ。」

窓際に移動したツレ 「・・・・・・・・ジャージを来た女の子。中学生くらいに見える。」

ということで、早朝から、我が家横の抜け道(*人間ひとりが通れる幅で、数十メートルの距離)をランニングしている子供がいるようなのです。

何十往復も。

どうしてすぐそばの河川敷を走らず、混み合った住宅街の脇道を行ったり来たりしているのか、それは謎です。

三日坊主なら、すぐにやめてもらいたい(笑)。

志が高ければ、これから迎えるであろう-10度の朝も続けてもらいたいです。

三年寝太郎のツレでさえも目が覚めてしまったくらいなので、周囲のお宅は窓を閉め切っていても、全員が漏れなく起こされているはず・・・。

近隣住民の睡眠を毎朝1時間は奪うわけですから、成果として「世界を取れ!」とまでは言いませんが、せめて県大会程度では優勝してもらいたいものです。

とは言えここは長野ですから、冬の競技に限れば、世界が見えてくる可能性はあるかも・・・。

さて、介護日記の続きです。

タイトルをご覧いただき、ブログを長く読んで頂いている方であれば、「以前、終活の一環として、実家の整理をやっているよね?」と思い出していただけたかも?しれません。

2016年の1月に10日間ほど実家に戻り、片づけを実行し、ゴミも大量に捨てました。

今回は、「介護ベッドを入れられるスペースづくり」、「車椅子の動線づくり」、「ヘルパーさんをイライラさせないためにモノを減らすこと」を目的とし、第2弾をやってきました。

5日間、午前5時から作業をひっそりと始め、17時には終らせていました。

母は入所していますので、私の判断でモノを捨てることになります。

我が家は父の遺品という地雷が多く仕込まれているので、「モノを触っただけで、モノが持つ記憶を読み取れる超能力が欲しい・・・。」と本当に思いました。

そんな能力ないので、モノを観察して年代や家にたどり着いた経緯を推理し、「小さな地雷」はいくつも踏む覚悟でどんどん捨てました。

自宅外を片付けてあげて恨まれるなんて、損な役回りでしかありません。

だからこそ、誰もやりたくないのよね・・・(笑)。

ちなみに母の実家は比較的都会に存在するため、早朝にゴミを出さないと、捨てるスペースがいっぱいになってしまって、ゴミが捨てられなくなります。

ルールには外れますが、そんなことから前夜に捨てる人も多いようです。

そんな事情もあって早朝から働きます。

今回は30~45リットルの袋で30袋ほど排出しました。

で、不思議なことにモノが減った感じがありません。

もう笑うしかない(笑)。

家具の前に物が置いてあって、それを片付けてから家具の中に取り掛かるのですが、それが終ると、家具の後ろに粗大ゴミという名の不用品が隠されているわけです。

カゴ一つがいっぱいになると、そのカゴを大型家具の陰に隠し、新たにカゴを買ってきて、身の回り品をそろえ直すのです。

すべての品につき、新旧が存在しています。

陰に隠れていた歴代の「旧」をすべて捨てても、「新」は残しているので、ぱっと見で部屋の様子に変わりがない。

大型家具の中身は空にしてきたので、そこで私は時間切れ。

在宅介護していて一番ストレスだったのは、「なにか1アクションをしようとするとき、スペースがないので、1~2個の家財を持ち上げて移動して道を作り、次のアクションで、またモノを移動する」という作業が続いたことでした。

通り道を作るために座椅子を移動して、次の1歩のために、また何かを移動しないといけないわけです。

帰り道も同じことの繰り返し。

ちなみに在宅介護がひとたび始まってしまうと、ワンオペ状態では、家財道具を処分する時間はありません。

片付けに関し、自宅での介護が始まってからでは遅いのです。

この「モノをどかす作業」って、介護する者にとって心身ともにダメージが大きい。

腰や背筋を痛めたくない状況なのに、1日に何回も何回も座椅子などの家具を移動させないといけないわけですから。

「とにかくモノを減らさないと、ヘルパーさんが怪我したりイライラさせてしまって、双方にとってよくない。」と思い、強権発動して、派手にモノを捨てることにしました。

そもそも母は大型家具が大好きで、介護ベッドを搬入するスペースもないため、「手放す(捨てる)」以外の選択肢はありません。

何年も前から、「老後に向けて、モノは減らすように。物を減らし、床にモノを置く習慣をやめるように。自分で移動できないような大型家具は早めに処分するように。」と何度も何度も繰り返し伝えてきました。

その後、自力ではなにも処分されていません。

「結局、死後、娘に処分させるつもりだったんだな・・・、自分で整理する意思はなかったんだな。」と明らかになり、すべてが私の予想どおりすぎて、がっかりもしました。

ま、実家の整理って、こんなものですよね(笑)。

私としては「もう、おなかいっぱい!」なので、生前の第3弾はやりません。

物が多いほうが安心して過ごせる人も存在し、ありがた迷惑の可能性も十分にあります。

親の人生と子の人生は別モノで、大事にしているものも違うため、そこは混同しないようにしたいので。

Posted in 雑記